平成30年10月30日(火)市民会館うらわにて、いじめノックアウトセミナーが開催され66名が参加しました。大庭会長の挨拶後、さいたま市教育委員会 指導2課の山口さん・坂東さんのご紹介がありました。
まず始めに山口さんより、親子のコミュニケーションを豊かにする為の「親子関係プログラム」のご説明がありました。これは平成20年にさいたま市独自の事業として始められたもので、子供と人間関係を適切に築く能力を高め、コミュニケーションを豊かにする為のスキルの習得を目的としたものです。
講座の中でコミュニケーション促進の為に行うグループワークがあり、受講者は始めは緊張した面持ちで取り組みましたがすぐに笑顔が溢れ、会場はとても和やかな雰囲気で包まれました。その後スキンシップの重要性をお話いただき、日々続けていく事の必要性や子供の年齢に応じたスキンシップがある事を教えていただきました。
次に坂東さんより、いじめは大人の目につきにくい場所や形で行われる実態と、いじめられた子ども自身は「心配されたくない」などの理由から、いじめを否定する心理が働く場合がある事についてお話いただきました。さいたま市では、いじめを未然に防ぐ取り組みに力を入れており、学校で行っているいじめアンケートによって発見できる場合も多いそうです。それに加えて、保護者が子供の行動の変化を見逃さないように注意する姿勢が必要となり、学校の先生や関係機関と相談し情報共有する事が、最悪の事態を防ぐ為にも大切なのだと教えていただきました。
質疑応答後、紅谷副会長の言葉で閉会となりました。